

100年もの歳月を経て大切に保管されていた、
アンティーク着物と帯をリ・デザイン。
日本の伝統的ストーリーを秘めた
究極のプロダクトを世界の人へ。
日本伝統文化である“着物”や“帯”は、現在、日常ではあまり使われていません。私たちは、こういった日本の貴重な資源である着物や帯を、現代で活用しやすいファッションアイテムにリ・デザイン(再設計)する取り組みをスタートしました。
当個展では、みなさまの日常を彩るべく、昭和初期以前にオールハンドメイドで作られた極上のアンティーク着物と帯が生まれ変わった姿をご紹介します。


日本の伝統文化を、
身近に感じて欲しいから。
昭和初期以前のアンティーク着物の中には、稀少な染織品や職人の誠実な仕事ぶりや魂が宿る逸品が多く存在します。
特に着物の“帯”は、手描き、手刺繍、手染めにより数ヶ月かかって完成した製品です。量産品では決して真似のできない、奥深い美しさを秘めております。


文様に込められた、
意味と想い。
帯や着物の文様にはそれぞれ深い意味があります。古人は場面に合わせて帯や着物を選び外出していました。
例えば、こちらのショルダーバッグは牡丹と鉄線の文様があしらわれた帯で制作しています。
帯の文様にある牡丹は、幸福、富貴の象徴とされていることから花の王者とも言われています。
鉄線は、固い蔓を持つことから、強い結び付きを意味し吉祥紋と言われてます。鉄線は、今で言うクレマチスです。花嫁衣装などに使われる事が多い文様です。
日本伝統文化の歴史の中で生まれた、独自の文様の意味、そして国産の絹の手ざわり、色合いや鮮烈な柄を、ぜひ身近に感じてみてください。
個展にて展示する
作品の一部を
ご紹介いたします。
(展示される作品は
その場でご購入いただけます。
※個展終了後の発送となります。)
ご注意
展示されている作品はお買い求めいただけます。(個展終了後の発送となります。)作品はオールハンドメイドの一点物です。当個展での在庫は限りがございますため、お買い求めはお早めにどうぞ。
アンティーク着物と帯は、長い歳月にも関わらず大切に保管されてきた極上品ではありますが、当時の環境・技法で作られた素材です。みなさまのご使用方法、環境等により、快適にご活用いただける期間も変わってきます。素材特性とご理解いただき、ご選定、ご活用をお願いいたします。
開催要項・アクセス
- 開催日時
- 2019年12月19日(木)~12月23日(月)
12時~19時(最終日の23日は17時で閉展) - 入場料
- 無料
- 開催場所
-
ギャラリー同潤会(表参道ヒルズ)
〒150-0001 渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ 同潤館2階URL : http://www.gallerydojunkai.com
※展示品の一部はその場でお買い求めいただけます。
(個展終了後の発送となります。)
ごあいさつ


プロダクトデザイナー
櫻井 眞奈美
明治時代から大正時代の帯は、織も刺繍も仕立ても全てが手仕事。それゆえ、縫い方から職人さんの性格もみえてきます。畳に帯を広げ、どんな方がお使いになられたのだろうかと想像を巡らせながら、箪笥の中で眠っている帯を日々の生活の中で使いやすい形にリデザインし、現代に蘇らせています。
帯の文様には一つ一つ意味があります。長寿を願う菊の文様、子孫繁栄を願う橘の文様など、個展では文様の意味も楽しめる展示となります。先人の知恵と技がぎっしり詰まった「帯たたみ展」にて、皆様のお越しをお待ちしております。
受賞歴:2010年GOOD DESIGN賞受賞


ビジネスプロデューサー
古志 浩之(株式会社グローブテイルズ代表)
日本には数々の素晴らしい伝統文化遺産や伝統工芸技術があります。各地方に残る伝統文化も遺産も国内のみならず世界に充分に発信できていないままに衰退の一途をたどっているのが現状です。
日本の「もったいない文化」も踏まえ、日本人としての使命として後世に、また、世界に残すべき、語り継ぐべき日本の魅力を発信したいと考えております。当プロダクトそして、来年オープン予定のジャパン・デザインを集めたスペシャリティストア「一扇(ISSEN)」、さらには海外で開催されるエキシビジョンの場を通じ、世界に発信していきたいと思います。